ドラえもん映画 歴代全作品一覧と興行収入

確認できる事実から、一つずつ。

映画ドラえもんは1980年の第1作『のび太の恐竜』から2026年の最新作まで、全45作品が公開されている。本記事では大山のぶ代版(第1期)と水田わさび版(第2期)に分け、公開年順に全作品の興行収入を一覧表でまとめた。

大山のぶ代版(1980年 – 2004年)全25作品

第1期は1980年から2004年まで全25作が公開された。なお、1999年以前の作品は「配給収入」で公表されており、興行収入とは集計方法が異なる。2000年以降は興行収入での発表に統一されている。下表では1999年以前は配給収入、2000年以降は興行収入を記載した。

公開年 タイトル 収入(億円) 備考
1980 のび太の恐竜 15.6 配給収入
1981 のび太の宇宙開拓史 17.5 配給収入
1982 のび太の大魔境 12.2 配給収入
1983 のび太の海底鬼岩城 10.0 配給収入
1984 のび太の魔界大冒険 16.5 配給収入
1985 のび太の宇宙小戦争 12.0 配給収入
1986 のび太と鉄人兵団 13.0 配給収入
1987 のび太と竜の騎士 15.0 配給収入
1988 のび太のパラレル西遊記 13.6 配給収入
1989 のび太の日本誕生 20.2 配給収入/第1期最高
1990 のび太とアニマル惑星 19.1 配給収入
1991 のび太のドラビアンナイト 18.0 配給収入
1992 のび太と雲の王国 16.8 配給収入
1993 のび太とブリキの迷宮 16.5 配給収入
1994 のび太と夢幻三剣士 13.5 配給収入
1995 のび太の創世日記 13.0 配給収入
1996 のび太と銀河超特急 16.0 配給収入
1997 のび太のねじ巻き都市冒険記 20.0 配給収入
1998 のび太の南海大冒険 21.0 配給収入
1999 のび太の宇宙漂流記 20.0 配給収入
2000 のび太の太陽王伝説 30.5 興行収入
2001 のび太と翼の勇者たち 30.0 興行収入
2002 のび太とロボット王国 23.1 興行収入
2003 のび太とふしぎ風使い 25.4 興行収入
2004 のび太のワンニャン時空伝 30.5 興行収入

第1期で配給収入が最も高かったのは1989年『のび太の日本誕生』の20.2億円。興行収入に切り替わった2000年以降では『のび太の太陽王伝説』と『のび太のワンニャン時空伝』がともに30.5億円で並んだ。

水田わさび版(2006年 – )全20作品

2005年に声優陣が一新され、2006年の『のび太の恐竜2006』から第2期がスタート。2021年はコロナ禍の影響で映画公開がなく、2022年に『のび太の宇宙小戦争2021』が公開された。全作品が興行収入での発表となっている。

公開年 タイトル 興行収入(億円)
2006 のび太の恐竜2006 32.8
2007 のび太の新魔界大冒険 35.4
2008 のび太と緑の巨人伝 33.7
2009 新・のび太の宇宙開拓史 24.5
2010 のび太の人魚大海戦 31.6
2011 新・のび太と鉄人兵団 24.6
2012 のび太と奇跡の島 36.2
2013 のび太のひみつ道具博物館 39.8
2014 新・のび太の大魔境 35.8
2015 のび太の宇宙英雄記 39.3
2016 新・のび太の日本誕生 41.2
2017 のび太の南極カチコチ大冒険 44.3
2018 のび太の宝島 53.7
2019 のび太の月面探査記 50.2
2020 のび太の新恐竜 33.5
2022 のび太の宇宙小戦争2021 26.9
2023 のび太と空の理想郷 43.4
2024 のび太の地球交響楽 43.1
2025 のび太の絵世界物語 45.1
2026 新・のび太の海底鬼岩城 40.0超(公開中)

シリーズ歴代最高は2018年『のび太の宝島』の53.7億円。第2期は全体的に30億円台後半から40億円台で安定しており、2016年以降は40億円超えが常態化している。

第1期と第2期の傾向比較

  • 第1期(大山のぶ代版):配給収入ベースで10億 – 21億円の範囲。興行収入に換算すると実際の観客動員規模はさらに大きかったと推測される
  • 第2期(水田わさび版):興行収入ベースで24.5億 – 53.7億円。チケット単価上昇やIMAX上映の普及も追い風となっている
  • 2020年・2022年:コロナ禍の影響で興行収入が一時的に落ち込んだが、2023年以降は40億円台に回復
  • リメイク作品:「新・」が付くリメイク作品は6本(恐竜2006、宇宙開拓史、鉄人兵団、大魔境、日本誕生、海底鬼岩城)あり、いずれもオリジナル版と異なる切り口で再構成されている

興行収入トップ5

  1. のび太の宝島(2018年):53.7億円
  2. のび太の月面探査記(2019年):50.2億円
  3. のび太の絵世界物語(2025年):45.1億円
  4. のび太の南極カチコチ大冒険(2017年):44.3億円
  5. のび太と空の理想郷(2023年):43.4億円

トップ5はすべて第2期の作品。2017年以降の作品が上位を占めており、近年のドラえもん映画の集客力の高さがわかる。

45年以上にわたって毎年春に劇場公開が続いている映画シリーズは、国内アニメでもドラえもんくらいではないだろうか。数字の推移を眺めるだけでも、時代ごとの観客層の変化が見えてくる。親子三世代で観る作品になっているという事実が、このシリーズの本当の強さだと思う。

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