「敵襲だ まずは紅茶でも淹れようか」は何巻何話?
- 2026.09.19
- BLEACH
「敵襲だ 先ずは紅茶でも淹れようか」は、『BLEACH』の藍染惣右介が十刃(エスパーダ)に向けて放った台詞です。出典は原作コミックス第28巻で、台詞が出るのは第244話の終盤、会議の続きが第245話です。アニメでは第145話「エスパーダ集結! 藍染の御前会議」にあたります。
正確な台詞と出典
敵襲だ 先ずは紅茶でも淹れようか
ネット上では「まずは」と平仮名で引用される形が広まっていますが、公式が使っている表記は「先ずは」です。加工画像で作られた台詞ではないかと疑われることもありますが、原作に実在します。公式イベント「BLEACH WORLD」でも、この一文がそのままコラボメニュー名として採用されています。台詞が出るのは第28巻の第244話終盤、藍染が会議の席に着いた場面で、会議の本編は第245話に続きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品 | BLEACH(久保帯人) |
| 話者 | 藍染惣右介 |
| 聞き手 | 十刃(エスパーダ) |
| 原作 | コミックス第28巻/第244話終盤〜第245話 |
| アニメ | 第145話(2007年10月24日放送) |
この台詞が生まれた場面
【ネタバレ注意】ここから先は破面篇序盤、虚圏(ウェコムンド)編の展開に触れます。
井上織姫が虚圏へ連れ去られ、黒崎一護・石田雨竜・茶渡泰虎の三人が救出のために虚圏へ踏み込む。第28巻は、その三人が虚圏の砂漠を進んでいく道中を追う巻です。侵入の報を受けて、藍染が本拠地ラス・ノーチェスに十刃(エスパーダ)を招集し、会議の席で告げるのがこの一言になります。十刃は藍染の配下でも最上位に置かれた破面たちで、その面々が一堂に会する場面でもあります。
「敵襲」は本来、何よりも優先して伝えるべき緊急報告です。侵入者が来たのだから、席を立って迎え撃つのが自然な流れになる。ところが藍染は、同じ呼吸のまま紅茶の話をする。この落差がこの場面のすべてです。緊急事態を宣言した当人が、その緊急事態に合わせて動くことを拒み、部屋の速度を自分の速度へ引き戻してしまう。侵入者の情報も、会議も、紅茶が用意されてから始まる。
ここからは筆者の見立てですが、この一文は「藍染が強い」という説明を一行も使わずに、藍染の立ち位置を読者へ伝えてしまっています。腕力の描写ではなく、場の主導権をどちらが握っているかの描写で格を示す。台詞の並びを目で追うだけで、十刃の側が待たされているのが分かる。しかも、侵入してきたのはたった三人です。迎え撃つ側から見れば数の上では取るに足らないはずで、そこへ「敵襲」という最大級の語をあえて使ってから紅茶へ話を移す構成になっている。緊急を煽っておいて自分だけ急がない、という順番そのものが仕掛けです。
アニメでもこの会議は一話分の中心として描かれ、第145話には「エスパーダ集結! 藍染の御前会議」というサブタイトルが付いています。なお、アニメ版の言い回しが原作と一字一句同じかどうかは、本稿執筆時点では確認できていません。引用する際は原作の表記を基準にしてください。
なぜこの一言が残り続けるのか
強さを語る台詞は数あれど、この一文が引用され続けるのは、緊急を告げる言葉と日常のふるまいが一文の中に同居しているからでしょう。読み手は説明を挟まずに、この人物がどういう存在なのかを一行で理解できてしまう。
「敵襲」に動じないという態度は、そのまま戦力差の宣言でもあります。慌てる必要がないと本人が思っている、その事実だけが伝わる構造になっている。だからこの台詞は、場面を知らない人が読んでも意味が通ります。
ネット上では、慌てない態度や余裕のある対応を表す言い回しとして広く引用されています。事実として、バンダイナムコアミューズメントの公式イベント「BLEACH WORLD」では「敵襲だ 先ずは紅茶でも淹れようか」プレート(1,100円)が販売され、「破面篇」の印象的な場面をイメージしたメニューと説明されました。作品の外へ出ても通じる台詞になっている、という何よりの記録だと思います。ただし、切り離しても意味が通るぶん、元の場面が持っていた張り詰めた空気は落ちてしまいます。引用するときに第28巻の会議の席を思い出せると、この一言はもう一段おもしろくなります。
まとめ|この場面を読むなら第28巻
出典は原作コミックス第28巻(第244話終盤〜第245話)、アニメは第145話。台詞は原作に実在し、公式表記は「先ずは紅茶でも淹れようか」です。第28巻は2007年6月4日発売のジャンプコミックス(集英社)で、電子書籍版も各公式ストアで配信されています。映像で見たい場合は、アニメ「破面・虚圏潜入篇」の第145話が該当します。会議の間の空気は、台詞だけを抜き出すよりも、コマの余白と十刃の表情まで含めて読んだほうがはるかに伝わります。ぜひ本編で確かめてみてください。
出典・参考情報
- 原作: 久保帯人『BLEACH』第28巻・第244話終盤〜第245話(集英社 公式コミックス情報・2007年6月4日発売)
- 台詞表記: バンダイナムコアミューズメント公式リリース(「BLEACH WORLD」コラボメニュー名)
- アニメ: 第145話「エスパーダ集結! 藍染の御前会議」(2007年10月24日放送)/確認日: 2026年9月19日
その一言の、生まれた場所まで確かめるのが仕事のはずが、28巻を開いたら会議の間の空気に見入ってしまい、しばらく手が止まりました。……取り乱しました。出典に戻ります。「まずは」で覚えていた方も、それはこの台詞が愛された記録です。
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