【ワンピース】聖人か、黒幕か?「シャンクス」という作中最もイジられるキャラクターの正体

『ONE PIECE』という壮大な物語の第一話、その冒頭から俺たちの心を鷲掴みにした男がいる。
そう、”赤髪のシャンクス”だ。
主人公ルフィに麦わら帽子を託し、海賊としての生き様、そして男の器のデカさを見せつけた、まさに「憧れの海賊」そのもの。
自分の腕一本を失っても、友人を救えたことを笑ってみせる。あのシーンに胸を熱くしなかった少年少女はいないだろう。
だが、物語が佳境に差し掛かるにつれ、俺たちは気づき始める。
この男、ただの「良いアニキ」で終わるタマじゃない、と。
今回は、我らがシャンクスの圧倒的な魅力と、その裏に潜む底知れない”胡散臭さ”の正体に迫ってみたい。
登場するだけで「格」が違う。四皇シャンクスの圧倒的カリスマ
シャンクスの魅力の根源は、なんと言ってもその圧倒的な「格」にある。
彼は物語に頻繁に登場するわけじゃない。むしろ、その出番は極端に少ない。
だが、ひとたび姿を現せば、その場の空気を、いや、世界の運命すら一変させてしまう。
伝説と化した「終戦宣言」
頂上戦争の終盤、誰もが疲弊し、憎しみの連鎖が止まらなくなっていたあの絶望的な戦場。
そこに颯爽と現れ、海軍大将サカズキのマグマの拳を片腕一本で受け止める。
「この戦争を 終わらせに来た!!!」
この一言の説得力たるや、凄まじいものがあった。
敵も味方も、誰もが彼の言葉に耳を傾け、争いを止めた。これは単なる腕力だけでは成し得ない、彼が持つ人間性と信頼のなせる業だろう。
「覇気」の概念を塗り替えた男
戦闘描写は少ないながらも、その実力は常に作中最高峰として描かれる。
白ひげの船に乗り込んだ際には、歩くだけで船にダメージを与え、歴戦の猛者たちを次々と気絶させた。
ワノ国編では、遥か遠くの海域から覇気を飛ばすだけで、海軍大将・緑牛をビビらせて撤退させる始末。
もはや物理法則を超越した、概念的な強さの領域に達している。
極めつけは、ユースタス・キッドを一撃で沈めた必殺技「神避」。
あのビッグ・マムを倒した実力者を、文字通り“瞬殺”してみせたのだ。
こういう「出し惜しみ」される強さの描写が、かえってファンの想像力を掻き立て、シャンクス最強神話を盤石なものにしているのかもしれない。
ここからが本題だ。シャンクスに渦巻く黒い疑惑
さて、ここまでは誰もが知る「カッコいいシャンクス」の話だ。
だが、俺たちが本当に語りたいのは、ここから。
物語の裏でうごめく、彼の不可解な行動の数々についてだ。
なぜ、五老星と密会できるのか?
世界会議編で、俺たちは衝撃的なシーンを目撃する。
シャンクスが、世界政府の最高権力者である五老星と聖地マリージョアで密会しているのだ。
五老星は彼にこう言った。「君だから時間を取った」。
…いや、待て。おかしいだろう。
四皇といえば、世界政府が最も敵視する存在のはず。その一角が、なぜ最高権力者と謁見できる?
しかも、シャンクスは「ある海賊について」話をしに来たという。
この一件で、「シャンクス=実は政府側の人間説」が一気にネットを駆け巡った。
ネットを騒がす「シャンクス2人説(双子説)」
この男の謎を語る上で、避けては通れないのが、まことしやかに囁かれる「シャンクス2人(双子)説」だ。
「んなアホな」と思うかもしれないが、根拠とされる要素がいくつかある。
- 五老星と会っていた時、左目の傷が描かれていなかった(これは作画ミスとも言われるが…)。
- 頂上戦争時、新世界でカイドウを足止めした直後にマリンフォードへ現れるという、地理的に無理のある動き。
- そして、『FILM RED』で存在が示唆され、原作でも登場した「フィガーランド家」。
神の騎士団の最高司令官がシャンクスと瓜二つであること、そして原作でシャンクスに双子の兄「シャムロック」がいたことが判明し、この説は単なる都市伝説から一気に信憑性を帯びてきた。
もし本当に2人いるとしたら、1人はルフィが憧れる自由な海賊、もう1人は政府と通じる影の存在…なんて妄想も捗ってしまう。
すべては仕組まれていた?「ゴムゴムの実」強奪の真相
物語の根幹を揺るがす事実も判明した。
ルフィが食べた「ゴムゴムの実」は、元々シャンクスたちがCP9が護送していた政府の船から強奪したものだったのだ。
しかも、その実の正体は、世界政府が800年間探し続けていた伝説の悪魔の実「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”」。
…偶然にしては出来すぎている。
シャンクスは、この実の重要性を知った上で奪ったのではないか?
そしてルフィがそれを食べるのを、どこか期待していたのではないか?
彼がルフィに言った「新しい時代に賭けてきた」という言葉の裏には、俺たちの想像を絶する壮大な計画が隠されているのかもしれない。
結局、俺たちはシャンクスの何に惹かれるのか
思えば、シャンクスの不可解な点は初期からあった。
「四皇にもなる男が、なぜ東の海の近海の主に腕を食われたのか?」
これは長年ファンにツッコまれ続けてきた最大の謎だ。
これには「読者に衝撃を与えるための演出」というメタ的な理由があるのだが、最近では新たな説も浮上している。
彼が天竜人の血を引いており、その証である世界政府のマークを消すために、”わざと”腕を食わせたのではないか、という説だ。
真偽はともかく、一つの行動にこれだけの考察が生まれること自体が、彼のキャラクターの奥深さを物語っている。
聖人のような器の大きさと、目的のためなら非情にもなれる黒幕のような顔。
ルフィの冒険のきっかけとなった「光」の存在でありながら、物語の核心に潜む「影」の部分も担っている。
この底知れない二面性こそが、俺たちを惹きつけてやまないシャンクスの魅力の正体なのだろう。
果たして彼は最後までルフィの憧れの海賊でい続けるのか、それとも最後の壁として立ちはだかるのか。
さあ、あなたはこの赤髪の男を、どこまで信じられますか?
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