【呪術廻戦】乙骨憂太のヤバすぎる魅力、「純愛」の裏に隠された異能の本質

『呪術廻戦』という作品を語る上で、絶対に外せない男がいます。
本編の主人公・虎杖悠仁…ではなく、その前日譚『呪術廻戦0』で主人公を務めた乙骨憂太。
初登場時の彼は、気弱で、自信がなく、おどおどした少年でした。
しかし、今や彼は日本に4人しかいない特級呪術師の一人。
五条悟に「僕と並ぶ術師になる」とまで言わしめた、現代の異能です。
今回は、この乙骨憂太という男がなぜ我々を惹きつけてやまないのか、その魅力の本質に迫っていきたいと思います。
「失礼だな 純愛だよ」- 全ての始まりはヤンデレ級の呪い
乙骨憂太の物語は、衝撃的な一言から始まります。
「生きてていいって、自信が欲しいんだ」
特級過呪怨霊・祈本里香に取り憑かれ、周囲を傷つけてしまうことから死刑宣告された彼。
藁にもすがる思いで呪術高専の門を叩いたわけですが、この時点では誰もが彼を「悲劇の主人公」だと思っていたはずです。
しかし、物語が進むにつれて明らかになる真実は、我々の予想を軽々と裏切りました。
里香が乙骨を呪ったのではなく、乙骨が里香の死を受け入れられず、無意識に呪いをかけて怨霊にしてしまった。
…いや、お前が原因かい!とツッコミを入れたのは俺だけではないでしょう。
この事実を知った上で、あの夏油傑との最終決戦を振り返ってみると、彼のセリフの重みが変わってきます。
夏油傑「そう来るか!女誑しめ!!」
乙骨憂太「失礼だな 純愛だよ」
このやり取り、もはや伝説ですよね。
常人から見れば狂気の沙汰でしかない状況を、彼は「純愛」の一言で片付けてしまう。
この底知れないヤバさ、常識のタガが外れた感覚こそ、彼が特級呪術師たる所以なのでしょう。
優しくて気弱な少年が、その実、誰よりも深く、歪んだ愛を抱えていた。
このギャップこそが、乙骨憂太というキャラクターの原点であり、最大の魅力と言えるのではないでしょうか。
仲間が「怪物」を「ヒーロー」に変えた
そんな危うさを抱えた乙骨ですが、彼がただのヤンデレで終わらなかったのは、間違いなく呪術高専の仲間たちのおかげです。
特に禪院真希の存在は大きい。
当初は「呪われ野郎」と毛嫌いしていた真希ですが、乙骨の内なる強さや優しさに触れ、彼を導く存在となっていきます。
乙骨の剣術や体術の基礎が、教師である五条ではなく真希によって叩き込まれたという事実は、二人の関係の深さを物語っています。
パンダ曰く「憂太といる時は少し丸くなる」らしい真希さん、最高じゃないですか。
狗巻棘やパンダとも、最初は戸惑いながらも、共に過ごす中で唯一無二の親友となりました。
海外にいて「同級生に会えない」ことがストレスになるほど、彼にとって高専での日々はかけがえのないものになったのです。
かつて自分を呪った少年は、仲間を想い、仲間のために戦う術師へと成長を遂げました。
渋谷事変で心身ともにボロボロになった虎杖悠仁に対して、彼がかけた言葉は非常に印象的です。
「君は悪くない」
昔の自分と似た境遇の虎杖を、今度は自分が導き、救う側に回る。
この成長物語、涙腺を破壊しにくる公式の強い意志を感じずにはいられません。
底なしの呪力と「模倣」という名のチート術式
乙骨の魅力を語る上で、その圧倒的な戦闘能力は外せません。
里香の解呪後、一時は四級まで降格したにもかかわらず、わずか3ヶ月で特級に返り咲くという離れ業をやってのけます。
その力の源泉は、五条悟をも上回るとされる膨大な呪力量。
もはや「底なし」と評される呪力で身体強化を行うため、基礎的な攻防だけでもはや手が付けられないレベルです。
そして、彼の術式がまたヤバい。
術式:模倣(コピー)
その名の通り、他者の術式をコピーする能力。
0巻の時点では「無条件」というぶっ壊れ性能でしたが、本編では「模倣対象の肉体の一部をリカに摂取させる」という条件が付きました。
…条件が付いたことで、むしろエグさが増してませんかね?
本人も「模倣というより奪っている認識」と語るように、やっていることはかなり物騒です。
狗巻先輩の腕や、天使の腕をコピーの対価にするあたり、彼の合理性と非情さが垣間見えます。
領域展開:真贋相愛(しんがんそうあい)
そして極めつけが、この領域展開。
効果は「無制限の術式模倣」。領域内の無数の刀にコピーした術式がランダムで宿り、乙骨だけがそれを使えるというもの。
さらに、コピーした術式の中から一つを選んで、必中効果として付与できる。
つまり、本来一つしか使えない必中術式を、相手に合わせて変更できるというとんでもない仕様です。
呪いの王・宿儺ですら複数の術式を同時に扱うには工夫が必要だったのに、乙骨はそれをいとも容易くやってのける。
「模倣」という一つの術式から派生しているため、脳が焼き切れるリスクもない。
どこまでチートなんだ、この男は。
ちなみに、この無数の刀が突き立つ領域のビジュアルと能力…どこかで見たことがあるような…と思ったあなた、正しい。
CVが諏訪部順一氏のアレを彷彿とさせると、読者の間で大きな話題になりましたね。作者も意識しているのかもしれません。
僕がなる!! – 「怪物」になる覚悟を決めた現代最強
渋谷事変後の乙骨の活躍は、まさに圧巻の一言。
虎杖の死刑執行役を命じられながら、上層部の目を欺き彼を救出。
仙台結界では複数の強敵を相手に立ち回り、そして、あの羂索を討ち取るという最大の功績を上げます。
この時、彼を突き動かしていたのは「五条先生に親友(夏油)を二度も殺させない」という想いでした。どこまでも情に厚い男です。
そして、宿儺との最終決戦で見せた彼の覚悟は、我々の胸を打ちました。
「僕たちはみんな!! ずっと怪物になることを五条先生一人に押し付けて来たんじゃないか!!」
「五条先生がいなくなったら誰かが怪物にならなきゃいけないんだ!!」
「誰もなる気がないなら 僕がなる!!」
「生きてていい自信が欲しい」と泣いていた少年が、自ら汚れ役を、世界を守るための「怪物」になることを宣言した瞬間です。
彼の物語は、気弱な少年が純愛という名の呪いを乗り越え、仲間との絆を通じて、世界を背負う覚悟を決めた最強のヒーローになるまでの軌跡だったのかもしれません。
強さ、優しさ、そして狂気。その全てを内包した乙骨憂太というキャラクターから、これからも目が離せそうにありません。
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