【Dr.STONE】石神千空の魅力とは?アイシールド21・蛭魔 妖一との共通点など考察!
 
                数多のジャンプ主人公がいる中で、腕力ではなく「知識」で全てを解決しようとする異色のヒーロー、石神千空。
彼の代名詞といえば、もちろんこのセリフですよね。
「唆るぜ、これは!」
この一言で、絶望的な状況すらエンタメに変えてしまう。そんな千空の魅力に、俺たち読者は惹きつけられてやまないわけです。
しかし、彼の魅力は単なる「科学スゲー!」で終わるものではありません。
今回は、この傲岸不遜な科学の申し子が、いかに人間臭く、そして最高にクールな主人公であるかを語っていきたいと思います。
ただの天才じゃない。そのギャップが「唆る」のだ
千空の第一印象といえば、不敵な笑みを浮かべた皮肉屋、といったところでしょう。
誰に対してもタメ口、敬語は使わない。常に「ククク」と笑い、合理性の塊のような男です。
でも、俺たちが本当に好きなのは、その態度の裏に隠された激アツな魂なんですよね。
彼は、人の努力を決して馬鹿にしません。
どんなに非科学的で、遠回りに見える方法でも、そこに込められた情熱や想いをリスペクトする。
100の命と1人の友人を天秤にかけるような極限状況でも、その1人を切り捨てられない優しさを持っている。
このギャップですよ。クールに見えて、その実、誰よりも仲間想いの熱血漢。
こういうところに、グッとくるわけです。
ミジンコレベルの体力と皆無な勝負運
そんな千空ですが、もちろん完璧超人ではありません。
彼の最大の弱点、それは絶望的なまでの体力のなさ。
本人も認める「ミジンコ」レベルの身体能力で、ちょっと走ればすぐバテる。
せっかく捕まえた敵の女性にも力負けして逃げられる始末。
周りが超人だらけというのもありますが、それにしてもあまりに非力。
この「頭脳はチート、体力はザコ」というアンバランスさが、逆に彼の人間味を際立たせています。
さらに面白いのが、科学の化身であるにも関わらず、勝負運が全くないこと。
彼が立てる作戦は、なぜか当初の計画通りには進まず、大体ギリギリのところでゴリ押しするパターンに陥りがち。
科学という「確定要素」で勝負する彼が、運が絡むと途端に弱くなるのは、もはや様式美と言えるかもしれません。
千空を構成する「超人的な精神力」という名のバグ
千空の能力を語る上で、絶対に外せないのがその異常なまでの精神力です。
人類全員が石化するという未曾有の災害に見舞われ、彼は暗闇の中で意識を保ち続けます。
どうやって?
ひたすら秒数を数え続けることで。
…いや、マジかよ、と。3,700年以上、つまり1,000億秒以上を、たった一人で数え続けたというのです。
俺なら3日で発狂する自信がありますね。
このエピソードだけで、彼の精神力が常軌を逸していることがわかります。
どんな絶望的な状況でも「諦める」という選択肢が存在しない。
常に科学的思考で活路を見出そうとするその姿勢こそが、千空の最強の武器と言えるでしょう。
物理法則を無視した髪型と恋愛偏差値
科学を信奉する千空ですが、彼自身には科学で説明できない謎がいくつか存在します。
その筆頭が、あの特徴的すぎる髪型、通称「千空ヘアー」。
白髪(銀髪?)の根本から毛先に向かって緑になるグラデーションは、ファンから「ネギ」だの「白菜」だの言われ放題。
まあ、それはいいんです。問題は、その形状。
水に濡れても、しばらくすると物理法則をガン無視して元通りに逆立つというのです。
一説には「脳波が毛にビリビリ漏れて逆立つ」らしいですが、それもう科学じゃないだろ、と。
科学漫画の主人公が、最も非科学的な部分を抱えているという、壮大な自己矛盾。最高に面白いですよね。
そしてもう一つ、彼の致命的な欠陥が恋愛への関心のなさ。
好意を向けられると露骨に引いた態度をとり、作中で二度も恋仲(?)の関係になりますが、一度は目的達成後に即離婚(バツイチの称号をゲット)、もう一度は合理的な判断の末のビジネス交際で、のちに破局。
科学の知識は100億点でも、恋愛偏差値はミジンコ以下。この朴念仁っぷりもまた、彼の魅力の一つなのかもしれません。
『アイシールド21』の蛭魔か阿含か? 天才キャラの系譜
ところで、同じ原作者・稲垣理一郎先生の作品『アイシールド21』を読んだことがある方なら、ピンとくるはず。
千空のキャラクターって、あの悪魔的司令塔・蛭魔妖一や、神速の天才・金剛阿含に似ていませんか?
特に、悪い顔で企むところなんかは蛭魔そっくりです。
これについて作者は「千空と阿含は演じている役者が一緒」とコメントしており、どちらかといえば阿含を意識したキャラクターだそうです。
確かに、ハッタリで相手を揺さぶる蛭魔と違い、千空は純粋な実力(科学力)で相手をねじ伏せるスタイル。これは阿含に近いかもしれません。
言ってみれば、「阿含を演じた役者が、今回は蛭魔っぽい役作りで演じている」といったところでしょうか。この考察、なかなか唆りませんか?
科学は、途方もない地道な道のりだ
石神千空というキャラクターの根幹にあるのは、科学への揺るぎない信頼と、先人たちへの深い敬意です。
彼がゼロから作り出す文明の利器は、すべて過去の誰かが発見し、積み重ねてきた叡智の結晶。
彼はそのことを誰よりも理解していて、決して驕らない。
絶望的な石の世界(ストーンワールド)で、彼は科学という一本の道を、仲間と共にただひたすら歩み続けます。
その姿は、我々が忘れかけていた「何かを成し遂げることの楽しさ」や「探求心の尊さ」を思い出させてくれます。
傲岸不遜で、非力で、ちょっと不器用な天才科学者、石神千空。
彼が紡ぐ人類復活の物語は、これからも俺たちを「唆らせて」くれるに違いありません。
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