グリードアイランドとは?仕組みとクリア条件|HxH
- 2026.07.11
- HUNTER×HUNTER
グリードアイランド(G・I)とは、冨樫義博『HUNTER×HUNTER』に登場する架空のゲームソフトであり、その舞台となる島そのものの名前でもあります。正体は画面の中の仮想空間ではなく、念能力者が作り上げた「現実の孤島」。原作では単行本13巻(第120話前後)以降で本格的な舞台となります。
「ジョイステーション用ソフト」という体裁でありながら、中身はまるごと念能力で成り立っている——この二重構造こそがグリードアイランドの面白さの核です。まずは仕組みから説明します。
【ネタバレ注意】本記事にはHUNTER×HUNTERのグリードアイランド編(原作13〜18巻/アニメ2011年版 第59〜75話)に関する設定のネタバレが含まれます。ゲームのクリア条件や依頼主の目的に触れるため、未読の方はご注意ください。
グリードアイランドの仕組み
グリードアイランドは「ゲーム」の形を借りた念能力の集合体です。基本データを先に整理しておきます。
| 項目 | 公式設定 |
|---|---|
| 媒体 | ゲーム機「ジョイステーション」用ソフト(作中世界の架空ハード) |
| 価格・数量 | 58億ジェニーで限定100本のみ販売(ハンター基準の入手難度G) |
| 制作者 | ジン・フリークスを中心とした11名の念能力者 |
| バインダー | 指定ポケット100・フリーポケット45 |
| クリア条件 | 指定ポケットカード(No.000〜099)を全て集める |
ゲームの正体 ― 「仮想」ではなく現実の島
多くのプレイヤーはVRのような仮想世界だと考えていますが、公式設定を組み立てると、グリードアイランドは外界から隔離された現実の孤島です。島に存在するNPCも、集めるカードも、すべて念能力によって具現化された「本物の物体」。つまりプレイヤーは画面に潜るのではなく、物理的にその島へ運ばれています。作中でも、ゴンたちが島で受ける攻撃や消耗が現実の身体に及ぶ描写が繰り返し確認できます(原作13巻以降)。
ゲームへの入り方 ― 「練」で島へ引き込まれる
ソフトをセットしたジョイステーションに両手を添え、念の基本技である「練」を行うと、プレイヤーは身体と精神ごとゲーム世界へ引きずり込まれます。逆に言えば、念能力者でなければ起動すらできません。市販ゲームのように誰でも遊べるわけではなく、「練が使える」ことが参加の最低条件になっている——ここが、このソフトが法外な価格でも取引される理由の一つです(原作13巻)。
制作者と名前の由来 ― 11人の念能力者
グリードアイランドは、ゴンの父ジン・フリークスを中心とした11名の念能力者によって制作されました。「GREEDISLAND」というタイトルは11文字。これは制作者11人のファーストネームの頭文字を並べたもの、と作中で説明されています(G=ジンなど)。島の各エリアには制作者側の念能力者が「ゲームマスター」として配置され、放出系の元囚人レイザーのように、クリアを阻む試練役を担う者もいます。設定と登場人物がここまで綺麗に噛み合っているのは……美しい。例えが過ぎました、本題に戻ります。
バインダーとカード ― 指定ポケット100/フリーポケット45
プレイヤーが持つバインダーには、カードを収める「指定ポケット」が100箇所、「フリーポケット」が45箇所あります。No.000〜No.099の100種類が指定ポケットカードで、これを決められたポケットに全て収めることがクリアの条件。それ以外のカードはフリーポケットカードと呼ばれ、道具・移動・攻撃などゲーム攻略の手段として使われます。カードには入手難度を示すランクが設定され、あらゆる致命傷・不治の病を一息で治すとされる「大天使の息吹」(No.017・ランクSS)のような強力な一枚も存在します(原作13〜18巻)。
クリア条件と報酬 ― 99枚→No.000→持ち出し3枚
クリアには指定ポケットカード100種が必要ですが、No.000は「001〜099の99枚を揃えたプレイヤーが現れたとき」に入手イベントが始まる仕組みのため、実質的な目標は99枚集めることです。クリア報酬は専用イベントに加え、指定ポケットカードのうち3枚(重複不可)をゲームの外=現実世界へ持ち出せる権利。この「持ち出し」があるからこそ、作中では大富豪の依頼主バッテラがソフトを買い集め、有力ハンターにプレイを依頼していました。念で具現化された強力なカードを現実に取り出せる——それがグリードアイランド最大の価値です(原作13〜18巻)。
公式がまだ語っていないこと
制作者11人のうち、名前や頭文字が判明しているのは一部のみで、残りのメンバーの正体は公式には明かされていません(本稿確認時点)。また、指定ポケットカード100種すべてが本編で一枚ずつ提示されたわけではなく、完全な公式カタログも存在しません。依頼主が最終的にゲームを「諦めた理由」については、目的としていた相手を失い撤退した、という流れが描かれますが、その人物の詳しい過去は断片的な描写にとどまります。ここからは推測ですが、制作者側の隠れた意図(ジンの真の目的)は、この島システムを解けば見えてくるよう設計されている可能性があります。あくまで余白として書き添えておきます。
まとめ|グリードアイランドの初出は単行本13巻
グリードアイランドは、念能力者が現実の孤島に作り上げた「ゲームの形をした念の世界」で、指定ポケットカード99種を集め、報酬の3枚を現実へ持ち出すことがゴールでした。物語として本格的に舞台となるのは原作単行本13巻(第120話前後)から18巻(第185話あたり)で、アニメ2011年版では第59〜75話に対応します。まずはこの区間を追うと、カードとルールが噛み合う気持ちよさを体感できます。
出典・参考情報
・冨樫義博『HUNTER×HUNTER』単行本13〜18巻(グリードアイランド編、集英社)
・アニメ『HUNTER×HUNTER』2011年版 第59〜75話
・カード名称・ランク(大天使の息吹 No.017 ランクSS 等)は作中描写を参照
・話数・巻数の対応は諸資料で表記に幅があるため、単行本での確認を推奨します
・制作者の一部・全カードリストは公式未整理(2026年7月確認時点)
今日も世界の仕組みを、ひとつだけ。グリードアイランドは「ゲーム機のソフトなのに実体は現実の島」という一行の矛盾を、念のルールで全部きれいに畳んでいます。カードの持ち出し3枚という制限まで含めて設計が噛み合っていて……美しい。気づけばカードランクの話まで脱線しかけました。本題に戻る癖、まだ抜けません。
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