【感想まとめ】来見沢善彦の愚行 – ときわ四葩【第8話】

手間のかかることを……！

やだなぁ〜バレるの、、、ハラハラやん

もうバレんのも時間の問題や

「ミッちゃんに渡すビクトリーだけを～～そうしなかったのはお前が…！」 来見沢先生は、ミッちゃんに喜んで貰う為と自分に言い聞かせて悪行に手を出したけど、深層心理では前回のヒットからヒットが出ず、周りにも担当にも古い漫画家扱いされてて見返したかった、って言うのが有ったんだろね……。 「お前が…！再び世間に認められたかったからだ！」

読めないのを逆手にとって裏をかくとはやるなマリ子！

最初の頃は畑君にもなにか裏があるのでは？と思っていたけど本当に来見沢先生のこと信頼して憧れてるだけのなにも知らない青年っぽいので、そんな純朴な青年を騙して利用している来見沢先生の愚行が際立ってくるな

正体不明の来見沢善彦はBALAL事件だけでなくやること為すこと愚行の連続。それ故に手慣れた感が浮かび上がって、悪人なのか善人なのかその真意はと、惹きつけて離さない。。。

「潮時」は好機とかいいタイミングとかだから黒電話の相手はやめるのにちょうどいいって意味で言ってるんだよな多分

来見沢のやってることはまずいけど、だからといて来見沢が一方的に断罪されるところを見たくない気持ちもある・・・。こういう風に感じさせるところがこの漫画の凄いところでもあるんだろうな。

この漫画構成も上手すぎる これ迄の話で来見沢先生の現状や人柄とか善良な部分を読者が散々見てきたから、やってることは許されない愚行でもどこか憎みきれないキャラって印象だったけど、物語が進むにつれ畑君視点になると信用していいのかって疑惑が深まって、そもそも来見沢という存在に読者にも違和感を抱かせる。よく出来てますわ……

離れの裏にちょっとおかしくなった初代来見沢が住んでてアシスタントだった先生はその世話をしている、先生が昭和男性ながら掃除洗濯料理できるのはそのため、夕方になると正気を取り戻すため先生と内線で会話している、来見沢名義で世に出したのは初代を世間に忘れてほしくなかった…という妄想

畑くんの狂気的、狂信的な部分って漫画だけじゃなくて来見沢先生へも向いてるから、そんな人物に真実を伝えたらと考えると・・・ 才能のある少年を騙してるだけだと思ったら、その少年に取り返しのつかない罪を背負わせてしまうことこそ愚行なんじゃないか？

読者的には来見沢先生の味方でありたいけど普通に悪行を働いてるわけでこのもどかしさ

土曜配信のおかげで週末はこの作品を読み込んでる。人の生き方ってそれぞれだなと思う。マリ子と畑両者の周囲は、それこそ愚行と揶揄するだろう、妬み僻み嫉みも強いだろう。それもまた自分の生き方を守るため。才能溢れる２人も最後は運が味方しないことには食べることもままならない。妥協を許さず漫画家としての矜持を示すこの２人には極端な結末しか待っていないのか

気になる事がたくさん！ みっちゃんは何を思ってるの？話を合わせてあげているのは実はみっちゃんの方？ 浮き出た昔の絵は先生が本当に描いたっぽい？ 離れに来させないのはビクトリー偽造を隠すためと思ってたけど、発売日から翌日以外の時間は何してるのかも不明だし、本命は裏手の何か？ 契約書の「あの為」とは？見直すと来見沢善彦名義でサインしてるけど、先生の本名が来見ならこれ無効にならない？

これでまだ8話目って恐ろしい構成力と展開力だな…

ずっと綱渡りで気が気じゃないよ～～！

くそっやられた、手紙を渡すこと含めての罠か

多分だけど、来見沢2重人格。電話越しの相手自分自身との対話…だったら…とか。

ひらがなだから畑くん宛てだけど先生に読まれても良いよう門前で待ち伏せしていたマリ子さん おそらく出て来たのが車ではなくメモを読んでいた畑くんだったらそのまま近づいた

読者は第一話で先生の覚悟と人間性を見せられて共犯者みたいな視点で読んでるから、頼むバレるなやめろマリ子！って感覚が基本。なのに前回絵が描けなかったのに続いて今回は先生の感情や表情があまり描かれない反面やたら語気が強かったり隠蔽するとこばっかりで、本当にこの先生を信じていいのか？来見沢善彦って誰なんだ？ってじわじわと不安になってくる…。サスペンスがうますぎるよ…！

来見沢先生、1p目で呼ぶときに畑くん言ってしまってる。

249 畑くんは手紙の文字を読めないわけでなく、読む前に来見沢の話術で見せるように促された。（この段階で畑くんは長谷川と名乗ってるので「畑賢作さま」と書かれたメモは自分に向けたものではないと思ってるので読んでない。あと『来見沢善彦の愚行』なので主人公は畑くんではなく来見沢

ミっちゃん一時退院して出回ってるビクトリー見た時に畑名義だと即バレるし無意味ではなかったな。どっちにしろ愚行だけど

うおおおどんどんきな臭くなってきた

この手の作品でありがちな「こうしていれば良かったんじゃないの？」と読者に思われることを劇中でしっかり指摘し、タイトルである『主人公の愚行』に繋げていく構成が巧すぎて唸る

「死にゆくミッちゃんの最期につかの間の夢を見せる」ならミッちゃんだけを騙せば良いんだ。でも先生は「ミッちゃんが元気になって自分が渡す以外のビクトリーを自力で入手してバレる可能性なんてあり得ない(からミッちゃんだけ騙せばOK)」とは思いたくないんだ。

マリ子やり手すぎるwwwww

離れの裏に、犬よりもっと大きなものを葬っているのではないですよね…？

良心の呵責で自分と電話で対話するシーンは手塚漫画そのものやね。あと可愛い女の子の書き方も手塚漫画そっくり。本当にリスペクトしてるんやね。あと物語の進行スピードも早く感じる人がいるかもしれないがこれも手塚漫画なんだよ。そして手塚漫画ならアドルフに告ぐとかＭＷのようにここから殺人であったり、女性を手込めにしてしまうとかブラック展開もあり得るのだよ。さあこの漫画はどういった展開に持っていくのか楽しみだ。