コベニカーとは?初登場話と人気投票7位|チェンソーマン
- 2026.09.06
- チェンソーマン
「コベニカー」とは、漫画『チェンソーマン』に登場するデビルハンター・東山コベニの自家用車を指す、読者のあいだで定着した通称です。初登場は原作第57話「突然」(単行本7巻)。
【ネタバレ注意】本記事には『チェンソーマン』第一部のうち、単行本7〜8巻(第57話〜第69話)にあたる展開のネタバレが含まれます。
コベニカーの正体と、作中で担った3つの役割
仕組みから説明します。この車は悪魔でも能力でもなく、動力も武装も持たないただの小型乗用車です。それでも「設定」として整理する価値があるのは、集英社の公式人気投票がこの1台をキャラクターとして扱い、しかも果たした役割を一文で要約しているからです。つまりこの車には、公式が認めた履歴書がある。まず、その公式資料と本編描写だけで確認できる事実を表に整理します。
| 項目 | 作中・公式で確認できる事実 | 出典 | 公式明言の有無 |
|---|---|---|---|
| 呼称 | 公式の人気投票では「コベニの愛車」名義でエントリー。「コベニカー」表記は公式媒体では確認できない | 週刊少年ジャンプ公式・第1回キャラクター人気投票結果 | 「コベニの愛車」は公式/「コベニカー」は未確認 |
| 所有者 | デビルハンターの東山コベニ本人が購入した私物 | 第57話(7巻) | 公式(本編描写) |
| 初登場 | 第57話「突然」 | 単行本7巻 | 公式(本編) |
| 車種・車名 | 作中で車名が語られる場面はない | — | 未明言 |
| 人気投票 | 第1回キャラクター人気投票で第7位・9,878票。所有者の東山コベニは8位・9,580票 | 週刊少年ジャンプ公式発表 | 公式 |
| 最期 | 第69話「シャイニング パワー」で、デンジが持ち上げて敵へ突進し爆発・炎上 | 単行本8巻 | 公式(本編) |
所有者と、買われた目的
この車が画面に現れるのは、デンジの身柄を狙って各国から刺客が集まってくる展開のさなかです。第57話「突然」で、東山コベニが自分の給料で買ったばかりの車として登場し、家族の送り迎えに使うつもりだったことが本人の口から語られます。公安の車両でも任務用の装備でもない、完全な私物である——この一点が重要で、以降この車に起きるすべての出来事は「他人の私物が勝手に消耗していく」構図として読者に届きます。役割の話に入る前に、前提としてここを押さえておきます。
役割1: 刺客を狩る(第57話)
公式の紹介文が最初に挙げるのが「刺客を狩り」です。第57話では、この車をパワーが運転することになり、操作を誤って急発進させます。飛び出した車は路上のデンジと、その場にいた黒瀬ユウタロウを撥ねました。ところがこの黒瀬は本人ではなく、悪魔との契約によって死んだ人間の体と身分を写し取り、その姿で護衛チームに紛れ込んでいた海外の刺客でした。デンジは再生して問題なく、刺客の側は即死。持ち主の意思とも運転手の意図とも無関係に、一般の乗用車が潜入していた刺客を1人排除したことになります。
役割2: 味方を助ける(第62話)
次の「時には助け」に対応するのが第62話「ちょうめちゃくちゃ」です。高層ビルの上階での戦闘中に落とされた岸辺が、ビルの外壁を伝って落下速度を落としながら、路上に停めてあったこの車の屋根へ着地します。屋根は大きく潰れましたが、岸辺は無事でした。仕組みとしては単純で、車体が変形することで人体に加わるはずだった衝撃を吸収した、それだけです。武器も能力も持たない一般車が、構造そのものを差し出して味方を1人生かした場面として数えられています。
役割3: 己を呈して強敵を屠る(第69話)
最後の「最期は己を呈して強敵を屠る」は、第69話「シャイニング パワー」に対応します。ここで注意したいのは、この局面に車が2台出てくることです。まずサンタクロースの人形が運転する別の車がデンジに突っ込み、デンジは全身を炎に包まれます。そのうえで、燃えたままのデンジが持ち上げて敵へ突進したのが、路上にあったコベニの車のほうです。爆発は衝突の衝撃で起きたのではなく、デンジ自身の炎がガソリンに引火して起きました。話数タイトルの「シャイニング パワー」が指しているのもこの炎です。給料で買われた一般の乗用車が、燃える人間に抱えられて燃料タンクごと爆弾になる——公式が「己を呈して」と書いたのは、この一連の描写です。
「コベニカー」という呼び名と、人気投票7位という記録
『チェンソーマン』第1回キャラクター人気投票で、この車は「コベニの愛車」名義でエントリーされ、9,878票を集めて第7位に入りました。所有者である東山コベニは9,580票で8位。車が持ち主を票数で上回るという結果です。公式サイトに掲載された紹介文は「刺客を狩り、時には助け、最期は己を呈して強敵を屠る…! 僕たちはきみのことを忘れない…!!」というもので、ここまで見てきた第57話・第62話・第69話の3つの役割が、そのまま公式の言葉で要約されています。一方で「コベニカー」という4文字の呼称そのものは、集英社の公式発表媒体では確認できませんでした。
公式がまだ語っていないこと
ここからは推測です。この車の車種について、ファンサイトや個人ブログでは「2代目フィアット500がモデル」とする説が広く共有されています。根拠は作中に描かれた車体の形状が、小型2ドア車の特徴と一致するという指摘です。ただし2026年9月6日時点で、作者や集英社が車名を明言した公式資料は確認できませんでした。本記事では車種は未確定として扱います。同じく、「コベニカー」という呼称がいつ誰の手で広まったのか、そして第69話のあとこの車が正式に廃車扱いになったのかも、公式にはまだ語られていない余白です。
まとめ|コベニカーの初出は第57話(単行本7巻)
整理すると、コベニカーは東山コベニが給料で購入した私物の乗用車で、初出は原作第57話「突然」(単行本7巻)。潜入していた刺客の排除、落下してきた岸辺の受け止め、そして第69話(単行本8巻)での炎上という3つの役割を担い、第1回キャラクター人気投票では持ち主を上回る第7位に入りました。該当する展開は、集英社のコミックス7巻および8巻で読むことができます。
出典・参考情報
- 集英社『週刊少年ジャンプ』公式「『チェンソーマン』第1回キャラクター人気投票結果発表!!」
- 集英社コミック公式 S-MANGA「チェンソーマン 7」(2020年6月4日発売・第57話収録)
- 同「チェンソーマン 8」(2020年8月4日発売・第62話/第69話収録)
- 確認日: 2026年9月6日。車種の比定は公式未確定。
今日も世界の仕組みを、ひとつだけ。……この記事、最初は刺客が集まってくる時期の護衛体制ごと説明するつもりでいて、車1台に絞り込むまでに半日かかりました。持ち主より票を集めた私物の車、という記録そのものが美しいと思います。
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